こんにちは。
吉野です。

ヒックエトヌンクには
自律神経の乱れからの体調不良や
頭が重い、固い、集中できない
等の症状の方だけでなく

膝や手首や指先など、関節の痛みに悩まれて
施術を受けにいらっしゃる方も多くいます。

関節痛と一言で言っても
痛みの種類は様々です。

動き出す時にズキっと痛みが走るとか、
伸ばすと痛むとか
常にジンジンとした熱っぽい痛みを感じるとか。

もしも、長引く関節痛で悩まれている方がいたら
改善のヒントになるかもしれないと思い

関節の痛みを緩和するために
施術で意識していることをまとめてみました。

関節痛を治す名医は自然治癒力

身体のどの部分であっても、どんな症状であっても
痛みを和らげ、身体がスムーズに機能するようになるのは

自然治癒力の力です。

私は自己治癒力は身体を修復させるためのスイッチで、
回復は治癒力からの指令を受けて

あらゆる細胞が傷ついた組織を
全力で修復させていくと考えています。

ゆっくりと確実な修復作業は
とても丁寧なもの。

なので、傷ついた組織が
瞬時に良くなることはありません。

自然治癒力を高めるためには

自然治癒力を高めるためには
生きるために必要な「基本」を整えることが大切です。

生きるために必要な「基本」は

・食事
・睡眠
・運動

そして、ストレス管理。

心の状態によって、
症状が治りづらく、長引くことも多々あります。

生きるためのエネルギーや
栄養や酸素を運ぶ血液や細胞を作る食事。

吸収、排泄といった身体の循環を促し、
全身に酸素を巡らす運動。

そして、
身体と脳を休息させ細胞が傷ついた組織や
神経の修復を行う睡眠。

何事も「基本」が大切です。

ストレスが与える影響

身体は1つの動作を行ったり、
特有の活動(例:食べたものを消化する)をするのには

決められた「順序」があります。

まず、すべての活動は大脳皮質を経由します。

皮質からのインパルスが中脳を経て
大脳基底核で協調され、

運動のコントロールや認知機能や
感情、動機づけなどを決定します。

神経筋骨格系には順序立てされた
メカニズムはあるのですが、

この順序や進行が妨げられると
機能不良や機能障害を引き起こします。

メカニズムを妨げる因子は数多くありますが
その1つが「ストレス」です。

短気、イライラ、不安、怒り、
意気消沈、憂鬱、疲労などのストレスは

神経筋骨格系の阻害因子となり
その結果として、正確な動きや活動ができなくなり、

やがて機能障害や構造の変化、
痛みや運動能力の障害が起こるのです。

首が回らない、肩や背中が強く張る。

胃の痛みや腹痛を起こす。
呼吸が浅い。

眠れない。
過食や拒食などなど。

症状は異なりますが、
ストレスを強く感じた時に

身体の不調を感じたことのある方がほとんどでしょう。

阻害因子は色々あります

神経筋骨格系メカニズムの阻害因子は
不適切な動きや外側から受けた力による影響もあります。

例えば、同じ姿勢をとり続けたとか
同じ動きをし続けた。

転倒したり、事故に遭ったり。

身体の重心のバランスや
姿勢の歪みから

関節に負荷がかかることも
加齢やホルモンの影響も阻害因子の1つです。

全ての阻害因子を取り除くことは
難しいことですが

意識的に身体や心のケアをしたり
神経質になりすぎずに、
気持ちよさや心地よさを大切にすると

自然に阻害因子を少なく小さくする
良い流れが生まれてきます。

正常な構造が正常な機能を生む

痛みや動きの減少など(内臓も含む)
あらゆる機能障害は

組織が外傷を受け、損傷し、炎症を起こす
過程が考えられます。

クラニオセイクラルオステオパシーは
炎症を抑えるの必要な

血液、リンパ液、酸素、脳脊髄液を
循環させるように身体の構造を整えていきます。

正常な構造は正常な機能を生みます。

常に全体の身体の構造を捉え
痛みや炎症がある部分に
直接的なアプローチをすることはまずありません。

炎症している部分に
過剰な圧や力を加えれば炎症はより強くなります。

なので、
患部から離れたところに手技を施し、

組織に必要な栄養分と酸素が届くように
身体を整えていきます。

関節痛を放っておかないこと

関節に痛みがある場合は
その部分が損傷していると考えます。

例えば手首の痛みを
こう動かすと痛む、こう動かすと痛くない

と曲げたり伸ばしたりしがちですが
その動作はより炎症を強めます。

関節の痛みや動きの損傷は
早期のケアが重要です。

自然に回復することもありますが、
身体全体の構造を整えることが

回復への近道です。

関節痛の改善は予防にもつながる

関節痛が改善するということは
組織の回復に必要な栄養や酸素が

しっかりと患部に届き、
改善に必要な働きをしていることになります。

オステオパシー施術は炎症を減少させる

・関節の栄養の改善
・滑膜の老廃物の排出
・痛みの悪循環の軽減

などの働きかけをします。

機能する身体は
損傷しても回復しやすいことから

関節痛の改善へのアプローチは
予防にもつながります。

クラニアルオステオパシーの施術をする時には、
上記のことを意識しながらカウンセリングや施術を行います。

自己治癒力を最大限に引き出すために

施術の中でも行わないこと、
行うことを見極めていく必要があります。

クライアントさんの内側の力を引き出すのに
過剰な施術は必要ありません。

過剰な施術は必要はありませんが
最小限で最大の効果を出す
観察力と技術と知識が必要になります。

そして、心のケアも必要です。

関節痛や
関節の動きの低下などのお悩みがあれば、

辛さを抱え込まずに
ホームページのフォームやお電話でご相談ください。

ではでは、今日はこのへんで。