一昨日は久しぶりにまとまった雨が降りましたね。

その日、私は茅ヶ崎に出張施術だったんですが
東京を出たときはさほどの雨ではなかったので
スニーカーで出かけてしまい

2軒目お宅に伺ったときには
スニーカーはびしょ濡れ。

でも、施術の間にクライアントのお母様が
ドライヤーでスニーカーを乾かしてくださって。

足先から身体が冷えることなく
帰宅することができました。

嬉しくて、ありがたくて
暖かな気持ちで1日を終えることができました。

本当にありがとうございました。

ではでは、本題に入りましょう。

低気圧の頭痛と痛み

雨が降る前日、なかなか朝起きれずに
少し頭が重く感じていました。

皆さんも経験ありませんか?

雨の降る前の日、もしくは数日前から
頭痛がしたり、身体がだるくなったり
やたらと眠たかったり。

もともとある痛みやだるさなどの症状が
低気圧によって強く出ることがあります。

人間の身体も自然の一部です。
当然に気圧や温度の影響を受けます。

気象病、天気痛などと言われる症状は
決して、気のせいではないのですね。

低気圧のしくみ

低気圧というのは気圧の低い空気の渦のことです。
地上で気圧が低くなると空気が上空に吸い上げられていきます。

空気は水と同じように
気圧が高いところから低いところに流れる=風が吹くという性質があります。

なので、気圧の低い場所にむけて風が吹き
低気圧の中心でぶつかった風は
地面や海面にもぐることができないので

そのまま上昇気流として上に向かっていきます。

上空に登った上昇気流は冷やされて
空気中の水蒸気が水の粒や氷の粒になっていきます。

これが雲の正体。

そして雲が重くなって上空にいられなくなると
雨になって地上に落ちてきます。

空気は上空と地面を行ったりきたりしているわけです。

こうやって改めて調べて文章にしてみると
低気圧ってすごいエネルギーだなっと思うのは
私だけでしょうか?

四方八方にある風を呼び込ぶ
強力な渦を持つ低気圧に影響を受けるのは

当然と言えば当然のこと。

天気や気圧の影響を受けても
バランスを取ることができるように

身体を整えていきましょう。

 

気圧と自律神経

気圧は前庭神経といって
内耳にある神経を刺激します。

天気痛の訴えのある方は
内耳前庭への感受性が強く

気圧の変化に対して敏感に反応し
慢性的な痛みや症状を
悪化させている可能性があるそうです。

さらに、
気圧の変化は内耳前庭で受容されたあと
自律神経反応を引き起こすことがわかっています。

天気痛や気圧によるめまいの訴えのある方は
不調を感じたタイミングで副交感神経が優位にあり

健康で特に影響を受けない方は
交感神経が優位になっているという研究結果もあるそうです。

天気痛の詳しい論文はこちらのサイトから
※著者は日本で唯一の天気痛外来のお医者さまです。

クラニオセイクラルオステオパシーにできること

クラニオセイクラルオステオパシーにできることは
自律神経を整えることをはじめとして

内耳のリンパ液、血流をよくするなど
いわゆる内耳のむくみを軽減することができます。

私自身、以前は雨の降る前は頭痛やめまいがひどく
頭痛薬が手放せない状態でしたが

オステオパシーに出会ってからは
見事に改善しました。

実際に自律神経を崩した30代前半のときは
曇りの日は目がチカチカ、頭はクラクラといった状態で
外に出ることが本当にしんどいこともありました。

なので、天気痛の辛さはとてもよくわかります。

これから数ヶ月後に迎える梅雨の季節になるまえに
一緒に改善していけたらと思います。

ではでは、今日はこのへんで。