こんにちは。
ヒックエトヌンク吉野です。

お客様が当サロンに
クラニオセイクラルオステオパシーを受けにきてくださる理由は

体調不良
頭がぐるぐると考えごとが止まらない
眠れない
身体が重くて動けない

など、お客様により様々ですが
そのなかでも圧倒的に多い理由は「痛み」に悩まれていることです。

どんな人でも「痛み」というものは

足をぶつけてしまって痛いとか、
寝不足で頭が痛いとか、
悩みごとが多くて胃がいたいなど

とても、日常的なものですよね。

お客様の痛みは
頭痛を始め、腰痛や、膝の痛み、首の痛み

そして物理的な原因はないのだけれど
長い間、身体に痛みを持っている方がいます。

長引く咳で喉や胸や肋骨が痛む方や
交通事故の後遺症などで
ペインクリニックに通われている方もいらっしゃいます。

当人が感じている痛みというものもたくさんの種類があり
それを言葉にして伝えたとしても相手には伝わらないもの。

なので、ひとりで痛みを抱え込んでいる方も多いと思います。

痛みというのものは、

痛みを抱えていることで、身体にも精神的にも負荷がかかり
それだけで、エネルギーを使ってしまいます。

痛みが影響して生活するのも大変な方
痛み止めを飲みながら会社に行かれいる方
痛みがなくなる方法を探し続けている方

痛みが日常にもたらす影響はとても大きいもの。

そんな痛みのある方に
クラニオセイクラルオステオパシーが
痛みの緩和になることが今までに多くありました。

1度の施術でよくなる方も定期的に施術を受けて、
数年と時間をかけながら良くなっていく方もいます。

もちろん、施術だけではなく
日々の生活や習慣も痛みをとるのに大切な要素です。

痛みの役割

痛みって本当に辛いですよね。
でも、実は痛みは悪いものではありません。

忌み嫌ってしまいそうな存在ですが
痛みにも役割があるんですね。

例えば、切り傷やすり傷、捻挫など
痛みのある部分は炎症を起こしながら
組織が再生する期間を
無理に動かしたり、いたわる必要があると教えてくれます。

膝や腰などの関節の痛みも
「何か身体におかしな事が起きているよ。このまま動き続けるのは危険だよ。」と
痛みという形で教えてくれています。

痛みを起こしている「炎症」も
組織の回復には必要なプロセスです。

そして、原因がよくわからないまま、
痛みだけ続いていることもあります。

こんな時は、痛みを別の角度で観察しながら
原因を見つけていく必要があります。

触れながら、組織が解かれていくことで
痛みの原因が見えてくることもあるんですね。

私自身、くも膜下出血の開頭手術後の痛みが
1年経った今でも続いています。

風が強かったり、雨が降ったり
寒さが強い時期は

左側の頭蓋の縫った場所が全体的に痛み
首や肩がジンジンと響くように痛みが出てきます。

そんな時は冬の間もおでこや首筋に冷えピタをはり
痛みが治るようにします。

漢方薬を飲んで痛みや痺れを逃したり
色々と策を練りながら過ごしています。

大きな病気からの回復ですから
多少の痛みは我慢我慢です。

でも、できれば痛みはない方がいいですよね。

もし、皆さんも痛みがあって悩まれているのなら
痛みについて知ることで

得体の知れない痛みよりも
痛みを知ることで痛みとの関わり方も変わってくるかも知れません。

なので、しばらくの間
痛みについてブログを書いてみようと思います。

痛みの3つの種類

痛みには大きく分けると3つの種類があります。

1つ目は「侵害受容性疼痛」
侵害性受容疼痛は皆さんが身近に感じる痛みです。

包丁で指を切ってしまった、
捻挫で足首を痛めてしまったなど怪我をした時に生じる痛みです。
リウマチや肩や首の痛みなどもこちらの痛みに入ります。

2つ目は「神経障害性疼痛」
神経障害性疼痛は神経の障害が原因で起こる痛みです。

坐骨神経痛や頚椎症、椎間板ヘルニアや、
外傷などがなく原因がわからない痛みなどが含まれます。

3つ目は「心因性疼痛」
心因性疼痛は強いストレスや不安、
精神的な問題や心理的な問題から生じる痛みです。

慢性的な痛みが続く場合、
脳が痛みを覚えてしまいその部分に問題がなくても
痛みを出し続けていることもあります。

痛みの回路も複雑で、
この3つの痛みがいくつか重なっている方が多いと感じています。

言葉であらわしようのない痛みは本人にしかわかりませんし
わかってもらえない痛みに
より心身にストレスがかかってしまうことがあると思います。

クラニオセイクラルオステオパシーは
この3つの痛みに対して痛みの緩和を促すことのできる施術です。

そして、この3つの痛みとは異なる
「表面には出ていない古い痛み」に働きかけることができます。

施術の際に、

「昔怪我をした部分が急に疼いた後暖かさを感じた」
という方がいらっしゃいます。

その古い痛みのある部分が、今の痛みを作っていることもあるんですね。

数年前の手術の傷跡の痛み
10年前の雪の日に滑ってお尻を強く打った痛み

もっともっと前の
子供の頃遊具から落ちてしまった痛み

生まれた時にへその緒が首に巻き付いていて
その時の痛み

大きく大きく心を痛めときに
身体に響いて刻まれた痛み

そんな古い痛みが身体の奥に隠れていることがあります。

ではでは、
次回はクラニオセイクラルオステオパシーが
痛みを緩和する理由を書いてみようと思います。

今日はこのへんで。
ありがとうございました。