5月末までの外出自粛要請の継続が決まりましたね。

家で過ごす時間の使い方も
なんとなくのパターンやリズムが出来てきた頃だと思います。

少しずつ状況に慣れてきたとはいえ
あたりまえの日常に及ぼす影響は大きく

いままでの延長にはない未来を描くことは
とてもストレスがかかりますね。

それでも、季節は止まることなく流れていき
いまは少しずつ過去になっていきます。

これまでに感じたことのない時間の流れを感じながら
身体が季節を忘れてしまわないようにと

人気のない時間を見計らって外に出ると
涼しい風が肌をかすめます。

ああ、気持ちが良いな。
という時間を持つことで心の風通しが良くなります。

風通しって大切ですね。

部屋にいる時間が多いので
1日に窓を全開にして何度も換気をするのですが

数時間窓を閉めているだけでも
随分と空気は淀むものです。

部屋の風通し
心の風通しはもちろん大切ですが

身体の風通しもとても大切です。

身体の風通しは「呼吸」に当たります。

身体には2つの呼吸があります。
1つは外呼吸と呼ばれる「換気」を目的とした呼吸。
2つ目は内呼吸と呼ばれる「呼吸」を目的とした呼吸です。

外呼吸は「換気」の目的を果たすために、
肺に呼吸を取り入れ空気中にある酸素を
血流に存在する二酸化炭素との交換を行います。

内呼吸は「細胞の呼吸」を目的とします。

細胞の呼吸が行われることで
毛細血管に入った酸素が栄養と共に全身細胞まで運ばれ

エネルギー+二酸化炭素+水への反応を起こし
生きるためのエネルギーを作りだすことができます。



この2つの呼吸がスムーズに行われるように

オステオパシーでは
胸椎や肋骨のフィクセーション(動きを失っている部分)を調整したり

横隔膜や胸郭といった筋膜をリリースし
リンパ液や静脈の流れを改善していきます。

また、「換気」の役割を担う
「肺」の機能を整えることもとても重要です。

スムーズな呼吸によって身体の風通しをよくすることで
身体の淀みを取り除くことができます。

コロナウィルス感染の拡大で
〇〇をすれば免疫が上がるとか

〇〇を食べればウィルスを撃退できるといった
記事も目にしますが

身体は何か1つ良いことを取り入れれば
機能するということはありません。

身体の機能は
身体の構造的な問題を取り除くことで働きます。

免疫という機能も
身体の構造的な問題を取り除き

組織内の細胞の酸素量を増やし
生命活動のエネルギーを生み出すことが必要です。

身体って本当に複雑で。。。

勉強することが山のようにあるのですが
構造を紐解いていく作業は
クラニオセイクラルオステオパシーの魅力でもあるんですね。

これから少しずつ
免疫についての記事も書いていきたいと思います。

勉強も兼ねて😊

ではでは、今日はこのへんで。


もう1つのhic et nunc
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Photo by Mila Young on Unsplash