寝ても休んでも疲れが取れない。
一体、私どうしちゃったんだろう。。。

こんにちは。
天音です。

クラニオセイクラルの施術を受けに来る方は
頭や首、腰などの身体に痛みや違和感を持つ方や
メンタルが安定しない方、
心身のメンテナンスの為に定期的にいらっしゃる方など
その理由は様々なのですが

一番多いのが慢性的な疲労に悩む方です。

慢性疲労の方へのアプローチは?

先日も慢性的な疲労感と
ずいぶんと前に骨折をした足首が痛む

という症状のクライアントさんがいました。

一見すると、
この2つの症状の原因は
別のところにあるように見えますし

症状に対して、
異なる施術のアプローチをすると
思う方もいるかもしれませんね。

オステオパシーは
身体の部分に手技を施すことは
もちろんなのですが

常に身体の全体感を捉えながら
整えていきます。

足首が痛むからといって
足首に触れて、
何か手技を施すということはなく

患部から離れたところから、
手技を加えていきます。

なぜかというと
痛みや症状の出ている場所に
原因はないと考えているからです。

特に慢性的な疲労感は
1つの原因というのは存在せずに

複数の要因が重なって
症状を作っているので

手技だけでなく、
カウンセリングで心の状態や環境の状態を
聴くことも大切になってきます。

加えることで改善しようとする現代人

疲労感が抜けない。

そんな時に現代人は
自分に何かを加えていこうと
考える方が多いようです。

例えば

「疲労感が抜けないから、
たんぱく質をたっぷり取ろう」とか

「サプリメントを取ろう」とか

「たっぷりと睡眠を取ろう」とか。

「楽しいことをしよう」とか。

疲労感が一時的なもので、
実際的に何が足りていなかったのかがわかれば

必要なものを自分に加えることで、
疲労は回復するかもしれません。

ただ、慢性的な疲労の場合に
回復に必要なのは

不必要なものをやめていくといった
引き算をすることです。

疲労がどれくらいかは個人差があるので、
比べることはできませんし

誰かによって、
良かった情報や食事などの健康情報が
自分にあうとも限りません。

それに、最初に疲れを感じるのは
身体ではあるけれど

本当に疲れているのは
「脳」かもしれません。

脳が身体にストップをかける

脳がこれ以上疲労しないように
先に身体がストップをかけると
考えても良いでしょう。

なぜかというと
脳は生命の司令塔=視床下部があり
身体が機能するように、
ありとあらゆる指示を出す大切な部分だからです。

身体や脳を使ったあとの
心地のよい疲れというのは
誰でも経験があると思います。

清々しさを伴う、疲れですね。

そして、
心地のよい疲れの後には

自然に心地のよい休息や
眠りに導かれていると思いませんか?


慢性的な疲れというのは
休息をするのも眠りにつくのも困難なもの。

そこに心地よさはありません。

寝ても休んでも疲れが取れない。

眠っても眠りが浅かったり
途中で起きてしまうといった状態が続けば、

身体だけでなく
脳の疲労も蓄積されていきます。

脳の疲労が蓄積されると
精神面にも影響が出てきます。

本来は
身体の疲れが取れないといった段階で、

神経系や免疫系、ホルモンといった
内分泌系のバランスはすでに崩れ始めています。

なので、すでに身体の回復力は
健康な時よりもマイナスの状態なのです。

回復力がマイナスの状態に、
良かれと思い、足し算をしていけば

より身体や脳に負担がかかります。

元気になろうと

赤身のお肉を食べたけれど
消化機能が落ちていて、
余計に胃が重くなってしまった。

有益な情報を見つけようと
スマホを見過ぎたら余計に疲れてしまった。

なんて経験が、
私にもあります。

日常生活から引き算をしてみる

慢性的な環境からの外部刺激によって
ストレスを感じていたり、

不安や恐れといった
感情を伴う出来事に対しての、
メンタルの状態など

慢性的な疲労の原因は、
目に見えない要素もたくさん含んでいます。

原因を1つにしぼることは難しいのですが

回復が追いついていないなと感じたら、
日常的に行っていることを
見直して欲しいと思います。

みなさんもスマホを使うと思うのですが
長時間使えば、スマホは熱を持ちますよね。

スマホもたくさんのアプリが開いていると
動きが遅くなったり、
突然フリーズすることもありますね。

なので、スマホだったら
アプリはその時々で、
必要なアプリだけを開いて使ったり

アンインストールしたり
電源そのものを切ったりするでしょう。

そんな動作が
身体にも脳にも必要です。

脳と脳のつながりを切ることはできないけれど、
紐づいているものを確認して
1つずつ整理していく。

お酒やたばこ、甘いものなど
身体が処理をするのに、
負担がかかるものは控える。

体温を下げるようなものは口にしない。

スマホやテレビなどで不必要な情報を入れない。

といった感じで
引き算をしてみることをおすすめします。

ちなみに、私はアイスを食べないのですが

食べない理由は
無駄に内臓を冷やして、
体温をあげるエネルギーを使うのが
もったいないと感じたからです。

過剰だと思われる方も
いるかもしれませんが

それくらい私自身も
慢性的な疲労に悩んでいました。

引き算をする場合は、
引き算する行動を1つずつ書き出して

できたことを目でみて、
確認できると習慣しやすいですね。

反動がでないように
無理ない範囲で少しずつ
引き算していきましょう。

ただし、慢性的な疲労が
身体の構造的な部分に原因がある場合は

構造を整えてる必要があります。

では、
クラニオセイクラルオステオパシーでは
身体の構造をどんなふうに整えていくのか?

こちらは次回のブログで書きますね。

ではでは、今日はこのへんで。
ありがとうございました。

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