年齢を重ねるごとに健康になっていく

そんなことはムリーっと思うあなたも
そんなことが出来たら素敵と思うあなたも

こんにちは。

ヒックエトヌンクには
78歳のクライアントさんも施術を受けに来ています。

旦那様の介護で、腕を痛めてしまったと
とても辛い症状で毎月1度施術を受けに来ています。

痛めてしまった腕を使わないわけにもいかず
睡眠不足も続いていますが

それでも、施術を受けてから1ヶ月ぐらいは
なんとか動かせるとおっしゃっていました。

年齢とともに身体の回復は遅くなります。
それはどうしたって避けられないこと。

でも、皆さんに覚えておいてほしいのは

回復は遅くなるけれど、
回復しないわけではないし

痛みや辛い症状は軽減したり、
良くなったりする治癒力は

身体には存在し続けているということです。

足が伸ばせるようになったTさんのお話

先日もうすぐ70歳になるクライアントさんが
サロンにいらっしゃって

「吉野さん、見てみて」と

足を伸ばして床に座られたんです。

3年ほど前から通われているTさんは
股関節に違和感があり

長く立つことができなかったり
歩いていると股関節が外れたような感じになって
歩けなくなってしまうという症状を持っていました。

「私ね、いつの頃からか足を伸ばして床に座ることが出来なくなっていたんだけど、やっとね、座れるようになったの。」

とニコニコしながら嬉しそうに報告してくださいました。

Tさんが
クラニオセイクラルオステオパシーを受けるきっかけになった
股関節の違和感はいまはもうほとんどなく

台所で長い時間立ちながら料理をすることも出来るし、
歩いた時に股関節が外れたようになり歩けなくなることもなくなっています。

Tさんは出会った時よりも3歳年齢を重ねているけれど
身体は以前よりもずっと動きやすくなり

出来なかったことが出来るようになった。

年齢を重ねたからといって
出来ることが出来なくなるわけではなく

出来るようになることもある。

とても大切なことを
私に教えてくれたTさんの報告でした。

老いは避けられないけれど

私の母親は花屋さんのすみっこに
値段をぐんと下げて売られている
枯れる寸前の花を買うんです。

その花を毎日、観察しながら

水をあげて
太陽を浴びせ
せっせと世話をすると

枯れる寸前の花は
小さな緑色の葉を出したり、
蕾を持ったりと、

また花を咲かせようとするんですよね。

私思うんですけど、

花は枯れていたのではなく、

売り場でLEDの灯りと
店内の澱んだ空気の中で

がんばって花を咲かせ続けようと無理をして
少し休んでいたのかもしれないなあって。

そんな花をうちの母親は家に持ち帰って

休ませて、
栄養を与えて、
よしよしと世話をした。

その結果

「ああ、なんか満たされて元気出てきたかも。もう一度、花を咲かせてみたいかな。」

と、花は思ったかもしれないなあ。

身体も心も同じで
無理をすればどうしたって歪みがでるし

お願いだから休ませて〜の声の代わりに

動きがわるくなったり
痛みが出てきたり。

休ませて、
栄養を与えて、
よしよしと世話をすると

身体もちゃんと応えてくれる。

そんなふうに思うと

年齢だからといって健康になることを
あきらめることはないと思えませんか?

年齢を重ねるごとに健康になっていくことは「可能だ」と思えたら

これからの身体も大切に育めると思うんです。

老いは避けれないけれど、
年齢で健康をあきらめることはないです

今まで頑張ってきた身体に「愛情」を注ぐことで
実は身体から「愛情」を受け取ることができるとしたら

自分の中に良い循環が生まれると思いませんか?

身体から受け取れる「愛情」って
どんなものでしょうか。

そのお話は、また次回お話ししますね。

今日はこのへんで。
ありがとうございました。