関東も梅雨入りしましたね。

紫陽花の青紫が
灰色の街並みに色を添えるようで

この季節もまた味わい深いなあ

なんてことを考えながら
ワークマンで買ったレインブーツで
雨の日の散歩を楽しむ吉野です。

皆さんは雨の日は好きですか?
それとも苦手ですか?

雨の日が続くと、
身体のだるさや頭痛を感じたり
眠気や眩暈がしたり

気持ちも沈みがちだったり
いつもよりも不安が強くなったり。

そんな症状で悩まれている方は多いのでは無いでしょうか?

低気圧頭痛、天気痛は元々ある痛み

私自身、5月の終わりあたりから
頭痛と足のだるさが続いていました。

梅雨入り前の準備として
身体に溜まっている湿気を外に出そうと

岩盤浴に行ったり
岩塩を入れたお風呂に浸かったり

自重トレーニングをいつもより長めにしたり

五令散という
水分を排出させる漢方薬を取り入れるなどをして
水はけの良い身体作りをしていました。

雨や梅雨、台風などに現れる
低気圧不調、低気圧頭痛、天気痛と言われる
頭や身体の痛みや心の不調は

気圧の変化によって
自律神経のバランスが乱れることで

元々持っている症状が強く出ることを言います。

今日は、低気圧不調の症状の中でも
ヒックエトヌンクに来られる方の大半が悩まれている

「頭痛」

についてお話したいと思います。

頭痛はどの部分が痛むのか?

「頭痛」って本当に辛いですよね。

私も思春期から数十年にわたり
頭痛に悩まされ一人です。

頭痛で救急病院に行くほど
痛くて耐えられない頭痛も何度か経験しました。

私自身の頭痛が改善したのは
オステオパシーを学ぶようになり

自らオステオパシーの施術に
定期的に通うことで
身体の構造が整ったことからだと思います。

最初にお伝えしておきたいのですが、

頭痛が酷いからといって
頭の施術だけをしても良くなることはありません。

背中から肩の強い張りから
頭痛を経験したことは
ほとんどの人があると思います。

頭痛は文字の通り頭に感じる痛みですが
後頭部が痛いからといって後頭部に原因があるとは限りません。

そして、頭蓋に覆われている「脳」は
痛みを直接感じることはないのです。

ではでは、
頭痛はどの部分が痛むのかを説明していきますね。

1940年に頭の中のどの部分に痛みを感じるか?
という実験が行われ

その結果、脳そのものではなく

■脳の底部にある動静脈

■前頭蓋底の硬膜

■三叉神経や舌咽神経のような脳神経

■頭皮の下の動脈や筋肉や筋膜

■頭皮の末梢神経

などを刺激すると、
患者は痛みを感じました。

脳そのものに痛みは感じなくても

脳に隣接した硬膜や
動脈、静脈が

引っ張られたり伸展したり
血管が急激に拡張したり
炎症によって髄膜にある
痛覚感受性組織というものが刺激されて

頭痛が起こります。

他にも「投射痛」といって

鼻炎や顎関節炎、副鼻腔炎や緑内障など
局所の痛みが強烈な場合、

それを伝える神経の分布領域に
痛みが放散して起こる頭痛もあります。

頭痛の痛みの場所の特定は難しいけれど
クラニオセイクラルオステオパシーは

頭痛の痛みの原因となる場所

■脳の底部にある動静脈

■前頭蓋底の硬膜

■三叉神経や舌咽神経のような脳神経

■頭皮の下の動脈や筋肉や筋膜

■頭皮の末梢神経

等にアプローチをすることができます。

その為には
果てしない解剖学の勉強と
施術の鍛錬が必要になります。

・・・日々精進しまっす!

頭痛にも種類があります

頭痛の種類について
書いていきたいと思います。

頭痛にもいくつか種類があります。

まず、皆さんが知っている「片頭痛」。

片頭痛というので
頭痛大半が右側か左側のどちらに痛みを生じます。

ですが、右も左も両方が痛む場合もあります。

片頭痛の起こるメカニズムは
まだよくわかっていませんが、

血管の急激な拡張によって
起こることが知られています。

また最近では
三叉神経に炎症が起こり

炎症性の刺激として痛みとして
認識されるとも言われいます。

ひと眠りすると
痛みが軽減していることも多いようですが

片頭痛は「ずきん、ずきん」と
脈を打つように激しく痛みます。

いやはや、痛いですよね片頭痛。

何をしても痛いあの痛みはもはや恐怖です。

多くの人が知っている「片頭痛」ですが、
もう一つ、皆さんに知っておいてほしいのが
「緊張型頭痛」です。

頭痛に悩むクライアントさんのほとんどは「緊張型頭痛」です

痛みの性質は
締め付けられるような、
あるいは圧迫されるような痛みが
頭から肩にかけて強くなります。

「緊張型頭痛」のタイプは

■筋収縮性頭痛

■緊張性頭痛

の2つのタイプに分かれています。

筋収縮性頭痛は、
頭や首の筋肉の過度の収縮により発生し

緊張性頭痛は、
耐えきれないほどのストレスや不安、神経症によって
発生します。(心因性頭痛とも言います)

筋収縮性頭痛は

同じ姿勢で仕事を続けたり
スマホを見続けたり
細かい作業で目を使った後に

後頭部や側頭部に痛みのような
こりのようなものを感じた時の頭痛です。

視力低下や顎関節症などからも
筋肉の収縮が発生し筋収縮性頭痛が起こります。

もう1つの緊張性頭痛は
精神的なものが原因です。

不安で夜眠れなかったり
怒りで興奮しすぎたり
悩みすぎたり。。。

本当に多くの人が
身体も心も緊張しています。

クラニオセイクラルオステオパシーは
心の問題からバランスを崩した自律神経を整えたり

痛んだ神経を休ませたり、
回復をサポートすることはできても

根本的な問題の解決にはなりません。

心の問題の根本解決は
心の専門家にサポートしてもらうのがおすすめです。

ストレスに対応し過緊張した身体を
神経レベルで休め、回復のサポートができるのが
クラニオセイクラルオステオパシーです。

傷ついた細胞の回復には
酸素と栄養が必要です。

その為には身体の隅々まで
血液をしっかりと循環させ
酸素と栄養が行き渡るようにする必要があります。

血液循環は一番大切な機能です。

オステオパシー施術は
身体の構造を整え、
本来の機能を取り戻すことを目的としているので

血液循環も良くなりますね。

低気圧不調の改善と予防

低気圧不調の改善と予防には

①栄養
②運動
③休息

が必要です。

クラニオセイクラルオステオパシーの施術は
それら3つの質を高めます。

低気圧頭痛の改善に取り込むことで
梅雨が明けたら

あれ、頭痛がなくなってる

といった感じで夏も秋も冬も
快適に過ごせる身体を今から目指しましょう。

すぐに結果が出るわけではないけれど

クラニオセイクラルオステオパシーが
低気圧頭痛・天気痛に悩んでいる
あなたの助けになることをお約束します。

ではでは、今日はこのへんで。
ありがとうございました。