身体のメンテナンスを

定期的にしているあなたも
もうしばらくの間していないあなたも
全くしたことのないあなたも

こんにちは。

昨日、半年ぶりに鍼治療で
身体のメンテナンスをしてきた吉野です。

今日は身体がスッキリというよりも、
肩の力が抜けてゆるゆる感が心地よい感じで過ごしています。

 

 

私が受けに行く鍼治療の先生は女性の先生で、
私のオステオパシーを受けにきてくれたり
私が先生の治療を受けにいったりと互いに施術をしあえる関係。

電気は一切使わずに
鍼とお灸の優しくソフトな治療なので、

安心して施術をお願いできます。

施術を受ける時って
ベッドで仰向けになったりもして無防備な状態ですよね。

身体が無防備な状態ということは
心も無防備な状態。

だから施術者に対しての
安心感とか信頼って大切だなと思うんです。

ヒックエトヌンクに来られるお客様で

「施術で怖い思いをした」とか
「施術を受けてから痛みが出た」

という方が年に数人いらっしゃいます。

「施術で嫌な思いをした」という方もいて、

その時の様子を聞くのですが、ほとんどの方が

「これ以上やめてください」とか
「痛いのは嫌です」とか

施術に違和感や不快感を覚えながらも
言えずに家に持ち帰っています。

施術だけでなくでなく、
言葉やコミュニケーションで嫌な想いをしたという方も

多くいらっしゃいます。

痛みや辛い身体の症状を良くしたいと思って
施術を受けに行ったのに、

余計辛くなってしまった・・・

施術に行ったことの後悔や、
悲しみや怒りが混ざり合って、
なんとも嫌なものが残りますよね。

実は私も何度も経験しています。

施術を受けて身体に痛みが出た場合に
同じところに行って調整してもらうことも可能だと思うのですが

また痛い思いをするのも嫌だし、

あれこれ理由をつけて、
施術は間違っていないと逆に責められたりしまうなんてことも

考えてしまうんじゃないでしょうか。

あ、ちなみに私は施術者ですが、泣き寝入りするタイプです(苦笑)。

 

 

手技療法と言えど、事故は起こります。

私のオステオパシーの先生が何度も言います。
「何をやるかよりも、何をやらないか、やってはいけないかを意識しなさい。」って。

私がいつも気をつけているところなんですが、
長年施術をしているからといって
自分の技術を過信することはとても危険ですし

本や動画で見る身体のパターンに
クライアントさんを当てはめて判断しないことを徹底しています。

一人ひとりの身体は全く違うもの。

同じような症状であっても、
生まれてきた時の状態も生きてきた環境も、
食生活も感情や思考のパターンも全て違いますからね。

 

 

「施術で痛い思いをして、それ以来痛みが続いている」

という方の多くは
施術による「外傷」があります。

皮膚や筋膜、筋肉、関節面には可動域といって
動かしていないニュートラルな状態から

無理なく自然に動かせる領域と

これ以上動かすと何かしらの痛みや外傷が起こる
制限がかかっている領域があります。

この制限を超える施術をしてしまうと
捻挫や脱臼を起こします。

他にも、強く揉む、ほぐす、押すという施術を受けて
筋組織を痛めて来店する方もいらっしゃいます。

街中のマッサージや揉みほぐしは
コリや痛みがどうしようもなくなって、
駆け込むように入ったりしませんか?

痛いところを揉めばその場では痛みが軽減します。
ただ、痛みの対処にはなりますが改善にはなりません。

左右均等に揉んだり、押したりすることで
施術後の見た目は全体が整ったように見えるんですが

身体の構造が無視されているので、
回復という機能には結びつきません。

身体が左右対称なんてことは
まずないですから。

以前も背中をしっかりと揉みほぐされてきた方は
仰向けになったときに顎が天井側に引っ張られるようになっていたこともありますし

触ると組織がぐちゃっとして
熱を帯びて炎症が起きていたり。

とある整体で施術を受けた後に首の調子が悪くなって
病院に通っていると言う方もいました。

同じ業界の中で起こる悲しい現実です。

クライアントさんを大切に扱うことは
基本の基本の基本です。

 

 

もしも、施術の後に痛みや炎症が強く出てしまった場合は

保冷剤を包んだ冷たいタオルなどで患部を
15分ほど冷やしてください。
1日の間に時間を空けながら4回~6回繰り返して様子を見てください。

それでも痛みが治らない場合は
施術を受けた場所へ連絡を入れて対応してもらってくださいね。

連絡をするまでもないけれど、
再調整してほしいと言う場合は当サロンに相談してください。

泣き寝いりしてしまう女性がとても多くて心配です。

車のように乗り換えることができない大切な身体です。
そのままにしておかないでくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。
ありがとうございました。