こんにちは。
hic et nunc 天音です。

オステオパシーの施術を受けたクライアントさんから、

「触れているだけなのになぜ状態がわかるんですか?」と
聞かれることがあります。

触れているだけで、身体の状態がわかると
何か特別な不思議なことをしているかのように思われますが、

何も特別なことはしていませんし、
不思議な力もありません。

触診と言って、
身体の膜の拗れや、動きの消失、皮膚の温度、圧迫、
どちらに回旋しているかとか、伸展しているかとか、

本来の身体の動きをベースに
クライアントさんの身体の動きを、手を使って診ていきます。

手の傾聴とでもいうんでしょうか。

手を使って、静かに身体の状態を傾聴するために
施術中はどうしても、無言になってしまいます。

なので、初めて施術を受けるクライアントさんには、

施術の前に
「ほとんど無言ですが、話しかけても大丈夫ですよ。」と伝えてます。

施術の時に、少しだけ精油を掌にすり込むことはしますが、
香りも極力抑えています。

サロンには音楽も流していません。

できるだけ、刺激のない、無駄のない状態で、
身体の状態だけが感じ取れるようにしたいのです。

心理セラピーの学びでも
観察の大切さを学びますが

オステオパシーも観察が大切です。

目の観察よりも手の観察を
施術中に繰り返しています。

腰や膝に部分的に痛みがあったとしても、
その部分には触れずに

痛みのある部分から遠いところから
調整をかけていくことも多くあります。

施術を受けているクライアントさんには、
「膝が痛いのに、別のところに触れて何しているんだろう?」
と思われているかもしれません。

何故、痛みと関係のない別のところに触れているかというと、
痛みが出ている部分に原因がない場合があるからです。

なので、余計に「何をしているんだろう?」と
思われても仕方ないのですが。。。

「どうぞ、安心して身体を預けてください。」

そう言えるように、
今日もせっせとオステオパシーの勉強です。

先週末、空間共鳴セラピー(心理)の講座だったのですが、

講座後から、
オステオパシーへの想いが湧き上がってきています。

全ての症状がオステオパシーでなくなるわけではないけれど、
オステオパシーで症状が緩和される方が沢山いることは、
紛れもない事実です。

お医者様ではないけれど、
お医者様にはできない身体のケアを行うことで、

身体の回復を補完することも、
怪我や病気を予防することもできると
私は信じてオステオパシーの施術をしています。

身体の構造を整え、機能が正常になると
身体の状態の底上げができます。

オステオパスとしてできることを
最大限にする為に

もう一度原点に戻って
学び直しを始めました。

まだまだ、知りたいことが沢山あります。
まだまだ、必要なことが沢山あります。

さて、頑張らねば。

と、今日は熱い思いを語りました。

これから年末にかけて、
1年の疲れも出てくる時期です。

クラニオセイクラルオステオパシーで
身体と心を整えてくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。