4月になりましたね。

東京は満開だった桜が散りはじめ
少しずつ緑色の小さな葉が桜に木を色どりはじめました。

毛虫は怖いけれど(笑)
葉桜の緑はとても好きで

お花見よりも
新緑の桜の木を眺めている方が
個人的には好きだったりします。

春とは言え、朝晩の気温の差は激しく
冬のコートが必要なくらい寒い日があります。

身体を冷やさないように
心がけてくださいね。

さて、今日は

クラニオセイクラルオステオパシーについて
もう少し細かい説明をしたいと思います。

なぜかというと

クラニオセイクラルはオステオパシーよりも
多くの人に知られてはいるけれど

リラクゼーションの延長として
認識されていると感じる機会が重なってあったからです。

勿論、クラニオを受けることで
リラクゼーションの効果もあるけれど

それはオステオパシーの目的ではありません。

身体を全体感で捉え施術を施すオステオパシーから
頭蓋と仙骨だけを切り取ったような形だったり

構造的な部分を考慮せずに
触れているだけのクラニオセイクラルが

多くの人が認識しているクラニオです。

私たちオステオパスは
頭蓋の骨や関節の正常な動きを作るために

必要な手技を施しています。

「正常な動きって何???」と疑問に思う方が
たくさんいると思うので

少し説明しますね。

と・・・どこから説明したらいいんだろうか(汗)

 

まずは、頭蓋骨の動きの鍵となる正中に存在する
蝶形骨と後頭骨について説明しますね。

正中というのは
身体の左右の真ん中のラインという意味です。

正中には
人間の急所と呼ばれる部分があることからもわかるように

とても大事な部分です。

この正中にある蝶形骨と後頭骨が
屈曲、伸展といった動きをすることで

その周囲にある骨が連動して動きを作ります。

例えば、後頭骨が屈曲すると
側頭骨と頭頂骨が外旋(体の外側に向かって捻るような動き)します。

蝶形骨が屈曲すると
前頭骨と顔面の骨が外旋します。

クラニオセイクラルを受けたあとに
鼻の通りがよくなったりするのは

蝶形骨が正常な動きを取り戻したことで
上顎骨や口蓋骨(イラストの赤い部分です)、
篩骨に影響し

その結果、鼻腔が広がるからです。

正中の骨(蝶形骨と後頭骨)の
屈曲と外旋という1つの周期

またその反対の伸展と内旋という
2つの周期がセットになって

骨は歯車のように違い噛み合いながら
自動に動いています。

歯車の1つが動かなくなると
当然のように動きは不自然になりますよね。

骨や関節運動が妨害されると
身体を作っている

血液やリンパ、神経、呼吸などに影響を与え
自動で行われている規則的な動きができなくなります。

この状態が続くことで
様々な身体の不調を生み出します。

今日はざっくりまとめると

頭蓋骨の動きには2つの周期があり
その動きは歯車のように周りの骨と連動している

ということをお伝えしました。

また書きますね。

ではでは、今日はこのへんで。