今までに眠りに悩んだことがあるあなたも
今まさに眠りに悩んでいますというあなたも

こんにちは。
ヒックエトヌンク吉野です。

最近のクライアントさんの身体の悩みは
眠りについての悩みがとても多くなっています。

眠っても数時間後に起きてしまうという方や、
朝起きた時に頭がスッキリせずに眠った気がしない、
眠りに入るまでに時間がかかってしまうという方。

それぞれの症状は違うけれど
良い眠るが取れないというのは辛いことですよね。

眠れないことで、思考力が落ちてしまったり、
イライラして怒りっぽくなってしまったり、
精神的にも影響があります。

脳の神経細胞のバランスを保つように
睡眠は欠かせないものです。

睡眠を引き起こす場所がある


私たちの身体には周期的に睡眠をとるように
デザインされていると言われています。

ではでは、質問です。

よく働いて、よく動いて、頭もたくさん使った人が
よーし今日も一日頑張った。今日はここまで!
とスイッチをOFFにすると急に眠気が襲ってくるとしましょう。

これは覚醒した状態をOFFにしたから眠気が襲ってきたのでしょうか?

それとも、もう脳は限界です。お願いだから眠ってくださいーと
睡眠のスイッチがONになったから眠気が襲ってくるのでしょうか?

正解は「睡眠のスイッチがON」になったからです。

私たちには脳幹と視床下部に
「睡眠促進中枢」というのがあり、必要に応じて積極的に
睡眠を引き起こしているんですね。

私自身もくも膜下出血で倒れてから
とてもよく眠るようになりました。

トータルで10時間ぐらいは眠っています。

でも、ほんの少し、不安や心配事があったり
精神的に負荷がかかったりすると不眠状態が続き、

落ち着くとまた10時間ほど眠れるようになるんですね。

そして夢はほとんど見ることはなく、
ぐっすりと眠れています。

以前は5、6時間眠れば良かった睡眠が
病気によってこんなにも変わるということは
脳の回復に時間がかかるようになったのでしょう。

人は脳のどの部分を沢山使っているかによって、
脳の疲労の蓄積が変わってくると言われています。

なので、眠り時間が少なくてもいい人もいれば
眠り時間がしっかりと必要な人もいるというのも理解できますね。

眠りの環境を整える


身体には身体を維持するために必要な機能は備わっています。

睡眠だけでなく、身体に備わっている機能を活かすために、
自分で「環境を作ること」が大切です。

例えば、毎日起きる時間を同じにして体内時計を整えるとか、
眠る前にブルーライトを見ないようにするといったことは、
自分でできる環境づくりです。

午後2時以降のコーヒーをやめるとか、
ナッツやバナナを食べるとか。

でも、自分では手の届かない身体の内側や構造に問題があるのならば、
クラニオセイクラルオステオパシーが助けになると思います。

なぜかというと、
「睡眠促進中枢」がある視床下部の神経にも頭蓋の施術は影響を与えるからです。

クラニオセイクラルオステオパシーでは、
後頭骨と蝶形骨のつなぎめを調整するとても大事な手技があります。

この手技を施すことで「自律神経の最高中枢」と言われる視床下部が管理している、
体温調整や内分泌系、感情の問題や睡眠の問題を緩和すると言われています。

また、脳内の鬱血を解除して動きをスムーズにしたり、
神経のバランスを整えることで、
良い睡眠に必要な身体の状態を作る助けをします。

眠りの質が良くなると、回復も促され
他の症状も緩和されてきます。

緩めるだけでもなく、リラックスするだけでもなく
身体の維持に必要な機能が働くように身体の構造を整えること。

それがクラニオセイクラルオステオパシーの
本来の目的です。

良い睡眠に必要な身体作りのためには、
自分でできる環境作りと、
自分の手が届かないところへの環境作りが必要だと感じます。

思っている以上に、
生きていく為の大切な力が睡眠には隠されています。

良い睡眠を取り入れていきましょう。

ではでは、今日のブログはこの辺で。
ありがとうございました。


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こちらのブログにも睡眠について書いてあります↓
眠りと身体や脳の働き②オステオパシーにできること