今日はクラニオセイクラルオステオパシーのセミナーを受講してきました。

再受講に備えてクラニオセイクラルオステオパシーの本を読みながら
予習しているとサザーランドの言葉が綴ってありました。

奇跡は遂行されるものではない。
治癒は保証されるものではない。
能力の限り専門家として技を提供することが
我々の唯一の保証である。

ウィリアム・G・サザーランドD.O

1年ぶりの再受講は
自分流にならないように基本に戻り土台をより固めるための受講です。

1回目よりも2回目
2回目よりも3回目と回数が増えるごとに
理解が深まっていくからより細かいアプローチができるようになる。

オステオパシーは本当に職人っぽいなというか
うちの先生が職人なのかもしれないけれど(笑)

能力の限り専門家として技を提供するために
せっせと技を磨いていくところもまた
オステオパシーの魅力だなあと感じています。

さて、今日は先日思い出したことを
自分の忘備録として書いておこうと思います。

私はオステオパシーの他に
ヒーリングのセッションや講座をしています。

先週の日曜日に
動物自然療法協会さん主催のアニマルヒーリングクラスの
講師を務めてきました。

アニマルといっても
動物に何かを施すのではなくて、
動物と触れ合う人間にフォーカスした講座です。

色々とヒーリングについてお話していくなかで
受講生から

「天音さんはどうして、
いまの自分のヒーリングじゃだめだと感じたんですか?」

みたいな質問を受けたんですね。

ちょっと、言葉が正確ではないのですが
スピリチュアルにどっぷりとつかっていたところから
なぜ抜け出したんですか?というような質問です。

5年前までアロマセラピストだった私が
ボディワーカー、オステオパスと道を変えたのも
そういえばある出来事がきっかけだったと

その質問に答えている途中に思い出したのです。

ある出来事というのは

親戚の自死でした。

 

 

子供を産んで育児ノイローゼになり
生まれて2ヶ月の子供を残して彼女は自ら命を絶ちました。

親戚の親から彼女の様子がおかしいから
家に来て話を聞いてあげてほしいと連絡を受け
彼女の家に向かいました。

「自分は障害児を産んでしまった」
としきりに繰り返す彼女。

赤ちゃんはいたって普通の赤ちゃんです。

他にもあきらかに被害妄想だと思われる話を
繰り返し繰り返ししていました。

私はその時、かなり調子に乗っていて
何か特別な力が自分にあるように錯覚していて
自分の力で彼女を救えるぐらいに思っていたんですね。

「私が感じていること、受け取っているものは正しい」的な
勝手な解釈をしてしまうくらい

愚かなセラピストでした。

その日はカラーセラピーに使うボトルを持参して、
彼女の内面的なケアをするためにセッションを行いました。

でも、よく考えてみてください。

もう普通に会話ができず
被害妄想にかられてしまった彼女に
言葉が入るわけありませんよね。

でも、そんなことはおかまいなしに

彼女の内側の想いを言葉にさせることで
何か状態が変わるのではないかと思い込んでいたし

自分には人を癒す特別な力があると
どこかで思っていたんでしょう。

本当に傲慢だったと思います。

セッションをして話をたくさんしたことで
彼女は少し落ち着いたように見えました。

翌朝彼女からメールが届きました。

「美保さんありがとうございました。
話を聞いてもらえてすっきりしました。少し元気がでました。
もう大丈夫です。」

おお、よかったよかった。
なんかいい感じだなあなんて調子に乗った1日が終わる頃

彼女のお母さんから電話がありました。

「買い物に行ったまま帰ってこない。どうしよう。」

それから急いで彼女の家に行きました。
彼女の手がかりは何もありません。

そして1本の電話がなりました。

電話を取って、泣き崩れるお母さん。

彼女は遠く離れたところに移動して
命を絶ちました。

置いていかれた赤ちゃんを包んで車に乗り込み
私も一緒にとある県の警察まで向かいました。

遺体の本人確認をすることが
ご両親ができなかったので

私と主人が行いました。

遺体はまぎれもない彼女でした。

 

 

この出来事があって
自分がいままでやってきたことが全て無意味に思えたし
何も自分はわかってないことに気づかされました。

この話をすると
「死ぬことは誰にも止められなかった」とか
「美保さんはやれるだけのことをやった」とか

色々と言う人がいます。

でもね、そんなことは全く意味のないこと。

現実に起きたことは何も変わらないし
経験した人じゃないとわからないかもしれないけれど

私が自分に失望するのは当然のこと。

まして、セラピスト、
ヒーラーなんて名乗っているんだから余計にです。

この出来事がきっかけで
私は助産師さん達が集まる
和の頭蓋仙骨療法という講座を受けました。

彼女を助けることができなかったと
泣きながら自己紹介をしたことを覚えています。

もう一度、全部学びなおそう。

そこからクラニオワーク、ボディワーク
そしてオステオパシーと改めて学ぶことになります。

ヒーリングも海外で牧師を務めていた
70過ぎた先生に学び直す事に決めて

いわゆるスピリチュアルとは
距離を置く事にしました。

そのヒーリングはエネルギーワークといった
形のしっかりしたものではなく

内面をひたすら見つめていくことに
フォーカスするヒーリングでした。

 

いまの自分だったら
彼女にカラーセラピーのセッションなんてせずに

まずは産後の身体と精神を整えるために
クラニオセイクラルオステオパシーを施すでしょう。

身体を整えて
ホルモンの分泌が正常になるようにサポートし
出産の身体的なショックを取り除くことをしたでしょう。

定期的に通って、話を聞いて、身体を整えて。

きっと現実は変わっていただろうなと思います。

自分を過信せずに、

物事を
真実をみることができる心の目を持ちながら

的確な診断と治療ができるように
学び続けること。

彼女は私に命と向き合う必要性を
教えてくれたように思っています。

と、なんだか重い内容ですが
私にとってのオステオパシーは命そのものと向き合うものです。

だから大事に育てていきたいし

身体のケアの大切さを
伝えていかなきゃなと思います。

ではでは、長文(2500文字っ)
読んでくれてありがとうございました。

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