大切なクライアントさんに向き合う
施術者にとって自分自身を整えることは
何よりも大切なことだと考えています。

またオステオパシーを定期的に受けることで
自分自身の変化を観察することも

私にとっては
オステオパシーをより深め、知っていく方法の1つです。

先日、フランスの大学で5年間オステオパシーを学んだ
オステオパスの施術を受けてきました。

これまでも何度かオステオパシーの施術を受けに
都内にあるサロンに足を運んできたのですが

私には疑問に感じることがいくつかありました。

「オステオパシー医師は
行う治療に理由を与えることができなければならない」
というスティル博士の言葉にあるように

身体の評価ができなければ、施術はできません。

要するに原因がわからなければ
どこにどんなアプローチを施す必要があるのかを
決めることはできないのです。

なので施術の前にいくつかの検査を行ったり
脊柱の状態を評価する必要があります。

ですが、いままで足を運んだサロンは

身体の評価をせずに
問診だけで施術を始める方や

全身の状態を確認せずに
施術をする方がとても多かったのです。

どんなに経験を積んでも
一人ひとりの身体は全くの別物です。

同じような身体のパターンや歪みがあっても
全く同じということはないので

一人ひとりしっかりと評価をする必要があるはずですよね。

でも、今回お伺いしたオステパスの方は
しっかりと評価をしてくださって

無駄なく無理なくアプローチをしてくれました。

いままで誰も触れたことのない
左手を整えてくださり(自覚症状は全くありません)

右手の動きがとてもスムーズになりました。

長引く雨と日照り不足の影響もあり
だいぶ消化機能も落ちていたけれど

施術のあとは久しぶりにご飯が美味しいと感じたり。

まだ変化の途中にあるのですが
自分の治癒力がせっせと働き修復してくれているのを
感じています。

 

日本はまだまだオステオパシーが知られていませんが
フランスは、日本の美容院なみに
オステオパシーサロンがあるらしく

任意の保険でオステオパシーの施術代金が
が戻ってくる制度があったりと

日本とフランスのオステオパシーが
全く違う状況であることを教えてくれました。

また、以前フランスから一時帰国中の方が
赤ちゃんをつれて
クラニオセイクラルの施術を受けに来てくださったんですが

フランスでは出産後病院の方から
「赤ちゃんをオステオパシーに連れていきなさい」と
アドバイスを受けるそうです。

なんと、素晴らしいっ!

いつか日本もオステオパシーを受けることが
スタンダードになれば良いなと心から願っています。

施術をしていて感じるのは
ならなくても良い病気や不調があり

定期的にオステオパシーを受けることで
それらは予防できるということです。

自分自身を感じることも観察することも
できないくらい慌ただしい日常の中で

身体に動かない部分があったり
だるさや重さがあたりまえになっていたり
呼吸が浅くなっていたりということに
気づいていない方が本当に多いのです。

クライアントさんに
「このままだと早死にしてしまうよー」
と言葉にしてしまいそうな時もあります。

でも、ご本人は全くというほど
身体の状態に気が付いていません。

身体が動くからといって
身体が正常に機能しているとは限らないのです。

身体の不調や異変に気がつくは
気がつくほど状態が悪くなっているから。

小さな歪みがやがて大きな歪みを作り
内臓や神経にも影響を与えます。

自分では気が付けない
小さな歪みを見つけることができるのが
オステオパシーです。

 

 

梅雨明け間近。

急激な温度の変化に
身体がついていけないこともあるかもしれません。

病院にいくほどではないけれど
なんだか調子が悪いなという時はがまんせずに

エナジードリンクやサプリメントなど取らずに

まずは身体を整えて
熱や汗を外に出せるようにしてくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。