感染症の予防としてできること

 

インフルエンザ大流行中ですね。

毎年、この時期になると
インフルエンザの予防のために

・マスクの着用
・手洗い、うがいの励行

などの呼びかけがされますが
ほとんど予防の効果はないという説があります。

とは言っても他の感染症の予防にもなるので
やらないよりはやった方が良いと思います。

でも、本来はインフルエンザを予防するというよりも
免疫をあげるような日々の習慣やケアが大切です。

睡眠や休息をしっかりとること
バランスよく栄養をとること
適度な運動をすること
ストレスを溜めないこと

などなど、
自分でできることがあります。

プラスして、
他者による身体のケアは不可欠だと感じています。

なぜかというと

自分では調整することの出来ない部分が
身体にはあるからです。

関節や脊椎の動きに制限がかかってしまったものは
自力で動きを取り戻すことはできません。

関節や脊椎を1つ1つ丁寧に触診して
どんな状態なのかを評価し
制限を取り除いていくことが必要になります。

だからやっぱりオステオパシーなんですよね。

ただし、オステオパシーは
筋骨格系の治療ではありません。

オステオパシーは
骨格を整えることで、血液の流れを正常にし、
自律神経系の流れを整え、

免疫系、ホルモン系のバランスをとり
自然治癒力を高めることを目的としている自然療法です。

さらに神経の損傷を回復させる脳脊髄液を循環させる
クラニオセイクラル(頭蓋仙骨オステオパシー)は
脳の疲労を取り除き、老廃物を排出する働きもあります。

詳しくはクラニオセイクラルのページを見てくださいね。

免疫力を高める食品等もありますが
食品を摂っても消化吸収が出来る身体でなければ
その効果は半減してしまいます。

身体は1日で作ることはできません。

なので、インフルエンザが流行る時ではなく
年間を通してコツコツと
身体を作って欲しいなと思います。

感染症後のケアも忘れずに!

さて、ようやく本題なんですが

今日お伝えしたかったのは
感染症の予防のことではなく
感染症にかかった後の身体のケアなんです。

インフルエンザは発症してから5日〜7日、
熱が下がってから数日間は感染の恐れがあるために
会社、学校へ行くことができません。

ただし、この期間で身体が回復したとは言い切れません。

インフルエンザに感染し炎症を起こした身体は
血管や細胞などにダメージを受けています。

例えば、インフルエンザの後に咳が続く場合は

のどの入り口から肺につながる
気管や気管支の表面を覆っている

繊毛細胞が破壊されて剥がれ落ち
粘膜が弱くなっている状態です。

粘膜は病原微生物(ウィルスや細菌)からの
感染を守っているので

この状態で病原微生物が付着すると
感染し増殖がしやすい状態になります。

この感染が肺まで到達すると
肺炎を起こしてしまいます。

繊毛細胞が元の状態に戻るまでは
約3週間と言われています。

インフルエンザ後も鼻や喉の異常
身体のだるさや重さ、
頭痛などが続く場合は無理をしないでください。

そして、オステオパシー施術で
ダメージを受けた身体をケアしてくださいね。

インフルエンザにかかった後の身体の状態

実際、今日インフルエンザに先々週かかったクライアント様を
2人ほど施術をしたのですが

肝臓の癒着
内臓機能の低下
肋間筋、胸膜の強い張り
体液の循環の滞り

などなど、
いつもとは身体の状態とは異なり
全体的に身体が重く硬くなっていました。

身体だけでなく

「やる気のスイッチが入らない」とも
おっしゃっていたので

「この身体ではスイッチは入りませんよ」
とお答えさせていただきました。

人間は1つのユニットです。

身体が回復すれば
おのずとやる気のスイッチも入ります。

まずはダメージを受けた身体を整え、
しっかりと休めること。

無理は禁物!!!

です。

 

 

ではでは、寒い日が続きますが
どうぞ、ご自愛ください。

今日はこのへんで。