※今日は頰骨を描いてみたよ。カモメに似てるね。

こんばんは。
天音です。

5日間の研修が終わり
本日から仕事に戻りました。

5日間朝から夜までひたすら
見て描いてを繰り返す絵画の合宿だったのですが

得るものがたくさんありました。

今回の絵画の合宿に参加した理由は
施術の時に解剖学がイメージできるように
立体的に身体を捉えられるようになりたい

というのが1つと

もう1つはいまとは異なる物事の見方を知って
いままでとは違う世界が見えるようになりたい

という理由がありました。

5日間、日常ともシャットダウンしたこともあって
自分の中にあるものとひたする向き合うこともでき

今後の施術に活かせる学びを
たくさんしてきました。

クラニオセイクラルオステオパシーの施術は
もちろん「触感」は大切ですが

「観察」もとても大切です。

この「観察」が
講座に出たことによって
いままでとても表面的だったこともわかりましたし

視ることで習得できる情報量は
ちゃんと観察ができれば

触感に劣らないのではないか
とも思うぐらいでした。

一番、だめなのは
「思い込み」だなあと(当然ですが・・・)

これが一番の落とし穴です。

一人として同じ人がいないように
一人として同じ身体はありません。

もちろん、身体の動きのパターンはあるけれど
そのパターンもきちんと観察できなければ
当てはめることができませんよね。

絵を描いていると自分の身体の癖や
自分のリズムというのがあからさまに出てきます。

私の場合は
実際の利き目は右目なんですが

絵を描くときは左目で見る方が
しっくりとくるので

絵を描いていると
顔がだんだんと右側に回旋していき

絵を描く対象物のセンターがずれていってしまいます。

そして、絵を描く線も
対象物を見ずにイメージだけで描いてしまうことが
なんどもありました。

実際に目の前にあるものよりも
頭の中のイメージを優先しているからなのですが

これが施術に出てしまったら大変です。

観察できていない
ということになりますからね。

絵を描くことで気がついたことを意識しながら
今日は丁寧に観察して
施術をさせていただきました。

まだ、劇的に「こんなに施術に影響しました!」
ということはないんですが

これからどんなふうに今回の学びが
生きていくのか楽しみでなりません。

こうやって文章を書くのは
左モード(左脳モード)なんですが

いまいち右モード(右脳モード)からの切り替えが
今日はまだできていません。

左、右、左、右と
スイッチを切り替えられるのが理想なんですが

まだまだ修行は続きます(笑)

そして、5日間の合宿が終わったあと
身体に変化がありました。

利き目ではなく、左目でものを捉え
時々左手で絵を描くことで

脳は右モードに切り替わります。

普段は左モード全開の私は
右肩が前方に巻いた状態になり
鎖骨が上方にあがっているのですが

いまは右肩が自然に下がっています。

普段使わない左手や左目を使い
右モードに切り替えたことで
身体のバランスがとれたのかもしれません。

本当に身体って不思議ですね。

芸術の先に「人体をもっと知りたい」と
遺体を30体解剖したレオナルドダヴィンチ。

頭蓋にはきっと何か秘密があると
30年間頭蓋領域を研究し続けたサザーランド博士。

そして、変人、狂人と言われても
オステオパシーの哲学を確立したスティル博士。

そこには「知りたい」
という抑えきれない探究心と
枯れることのない情熱があったのだと思う。

彼らはどんな世界を見ていたのかが
とても興味があるし

私もその世界をほんのすこしでも
見えるようになれたらいいと思う。

明日、明後日はオステオパシーセミナー。
しっかり勉強してきます。

ではでは、今日はこのへんで。