天音です。
巻き肩が治るといいことずくめです。最終章っ。

前回までのブログはこちら

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2日間のオステオパシーセミナーに出てから
右側に出ていた症状もかなり軽減した私。

痛みや不快感に意識を持っていかれなくなるので
集中力もあがりますね。

今回のオステオパシーセミナーでは

1日目は胸椎、肋骨
2日目は内臓(肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓)の手技を学び
受講生同士でペアを組んで手技を施しました。

両日ともペアを組んだ方が
とっても丁寧に手技を施してくれたので
動きの悪かった部分がするりと解け肩が開き
自然と呼吸が深くなりました。

呼吸が深くなる。
これ本当に大事!!!

オステオパシーは
動かない関節を動かすようにすること
(機能障害を取り除くこと)が目的ではありません。

そうすることで
呼吸を増やし、血液や体液の循環を促し
神経を整え、身体全体が正常に機能するようになることが目的です。

たくさんの呼吸法がありますが
一番大切なのは普段の呼吸です。

日常生活の中で
ずっと呼吸に意識をして呼吸法をするなんてことは
到底、無理ですよね。

十分な呼吸ができていることは
身体にとってとても大切なこと。

食事を数日間取らなくても
死ぬことはありませんが

呼吸が止まってしまえば
身体中の機能が止まり死に至ります。

たくさんの健康法があるけれど
まずは身体という土台を整え
しっかりと呼吸ができる身体になること。

その為には胸椎や肋骨や横隔膜etcが
スムーズに動くように整えることが必要になります。

今回のセミナーでは
胸椎を調整したことで、
右側のロックが外れ、
硬くなっていた右の肋骨や横隔膜、
肝臓も柔らかくなり呼吸がスムーズに。

血流や体液の流れも良くなり
セミナー翌日にはお肌がしっとり。

これは7月に師匠の施術を受けてから
身体に起きた変化なんですが

体調が良い時は肌が本当にしっとりしているんですね。
あとは唾液の量が格段に増えます。

唾液を分泌する唾液線も
他の臓器を同じように自律神経の影響を受けます。

唾液線のマッサージをしたり
ガムを噛むと唾液が出るといいますが
これらも対処療法にすぎず

唾液の分泌も意識せずに
自然にできていることが大切です。

身体的、精神的にストレスの多い人ほど
口腔内のトラブル(口のネバつき・口臭・口の乾き等)を
感じやすいとも言われています。

確かに体調が崩れていたときは
朝起きるとと口の中が乾いてカラカラだった時が
なんどもありましたね。

唾液も身体の状態を知る1つのバロメーターです。
覚えておいてくださいね。

 

巻き肩という症状は
あくまでも症状であって原因ではありません。

巻き肩だから不調がでるわけではなく
身体に動かない部分がありうまく連動できていないから

結果として巻き肩という症状が出ていることになります。

巻き肩が治るということは
身体の動きが連動してスムーズに動くようになった
ということになります。

身体を部分ではなく
常に全体観で捉える。

オステオパシーの大切な哲学です。

受精卵から細胞分裂を繰り返し
折り返されることで二重のシートができ
外側のシートは表皮となり
内側のシートは内臓や身体に必要な器官が作られます。

全体(受精卵)から部分(パーツ)ができることを考えると
人間は常に全体観として機能しているのでしょうね。

人間というか、動物は動けるように
左右や全体のバランスをとる必要があります。

逆に植物は動く必要がないので
全体ではなく部分的に成長していくことが可能なんだそうです。

と、このあたり私もまだまだ勉強中なんですが
人間の作りって本当に奥が深いし

1つとして繋がっていないものがないから面白い!

巻き肩という症状でも
その原因は複雑で、どこにあるのかは
きちんと評価しないとわかりません。

あくまでも全体として人間を捉えていく
オステオパシーだからこそ

その原因に触れることができるのでしょう。

ではでは、今日はこのへんで。