人に携わる仕事をしていると
人に触れることへの
怖さ
を感じることがあります。
アロマセラピストだった時よりも
オステオパシーの施術をするようになってからの方が
強く感じるようになりました。
ただこの怖さは必要なものだと思っていて
この怖さがあるから
自分を過信したり
ごまかしたり
いい加減なことをしないでいられるし
わからないことはわからないと
できないことはできないと言える。
人に触れるって責任重大ですね。
オステオパシーに出会う前、
ボディワーク難民になっていた私は
ある人に勧められれて
「一瞬で良くなる施術」を学んでいました。
期間としては半年と短いのだけれど
毎月勉強会に参加していたし
一瞬でよくなる〇〇法の創始者にも気に入ってもらえたようで
とある施設に責任者として勤務してみないかと
誘われたりもしていました。
話をもらった時はその〇〇法にはまっていたので
かなり張り切っていたのですが
運良くその話は流れ・・・
いま振り返ると、流れてよかったなあと
心から思います。
当時の私は
人の身体のことなんて
これっぽっちもわかっていなくて
目の前で繰り広げられる
パフォーマンス的な施術を
他の受講生と一緒に
「先生すごいです!」
なんて言っていました。
霊的なものと
一瞬で見た目が変わる施術が組み合わされたものは
何も知らない人からみたら
とてつもなく神秘的なものに思えるけれど
それはただ知らないからだけであって
ちゃんと学んでいけば
その場の臨場感で作られた
ショーだということがわかる。
私は、ヒーリングも勉強しているけれど
奇跡が起こるのは人の力でないと思うし
それは慈愛という力が働いた時だけだと思う。
身体も心も
良くしていくのはクライアントの持つ
治癒力でしかないのだから。
何がきっかけで
一瞬でよくなる〇〇法から
離れたのかは忘れてしまったけど
これは違うなと感覚的に
気がつけたのでしょう。
オステオパシーを学べば学ぶほど
本物って地味だな(笑)と思うし
私自身もオステオパシー施術を
2年半ほど受けて
身体が良くなっていくスピードは
身体にしかわからないのだなと感じています。
「治療家」
という名のネットワークビジネスおばさんにも
「治療家」
という名のスピリチュアルおじさんにも
絶対なりたくないし、
そんなふうになるくらいなら
私は治療家をやめますね。
きっと、そうなる人たちは
人に触れる怖さを忘れてしまったのだと思う。
目の前にいる人は
誰一人として同じ人はいないから
いつだって初めての施術になる。
今日も自分は勉強不足だなと思うことがあって
仕事が終わってからずっと調べ物。
ゆっくりだけど
積み重ねていかなきゃね。
それが、クライアントさんに対しての
私の誠意です。
そんなわけで
8月16日〜18日はオステオパシーセミナーに
参加の為に営業をお休みさせていただきます。
よろしくお願いします。
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