クラニオセイクラルは生命エネルギーの鍵と言われている「脳脊髄液」の循環を促す頭蓋のオステオパシー治療です。
当サロンのクラニオセイクラル(頭蓋仙骨オステオパシー)は5gタッチで行うクラニオセイクラルセラピーとは異なる、オステオパシー治療、哲学に基づいたクラニオセイクラルを提供させていただいております。全身(脊柱、四肢、内臓、リンパ等)の調整をし脳脊髄液が全体に行き渡る環境を整えた後に頭蓋領域の調整を行います。
クラニオセイクラルは1900年代にオステオパシー医ウィリアム・ガナー・サザーランドが30年間にわたり頭蓋領域を研究し確率されたオステオパシー治療です。
クラニオセイクラルはオステオパシー施術で全身を整えた後、頭蓋領域の小さな骨を1つずつ調整し頭蓋に正常な動きを作り脳脊髄液の循環を促すことで身体のリズムとバランスを取り戻し先天性治癒力を回復させていきます。


自律神経失調症、鬱血、虚血、水腫、代謝老廃物の排出、血圧降下、自己防衛メカニズムの増大(免疫力のアップ)、精神的バランスの回復、感情の激しい起伏、睡眠障害、体温調整、脂肪代謝、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、不整脈、喘息、目のアンバランス、めまい、頭の騒音、運動障害、視覚障害、無臭覚症、三叉神経痛他原因不明の疾患
病院での投薬、マッサージ等に通われても改善しない、原因がわからない等難病の方もクラニオセイクラルを受けることで症状が改善する可能性があります。
また心の問題と身体の問題の両方を抱えている方にも脳脊髄液が神経の疲労を回復させ、自律神経を整え、深い領域へと働きかけていきます。


赤ちゃんがお腹の中にいる時のお母さんのストレスや出産時の状態で頭蓋骨の歪み、形成異常、神経系の障害が生じます。例えば、へその緒が首に巻かれていたとか帝王切開や吸引分娩等々または、骨盤が開きづらくて恥骨と仙骨の間で動けなくなっていたり出生時の状態がその後の成長に大きく影響します。頭蓋骨の歪みや動かない部分があることで圧迫が脳にかかり何かしらの障害が起きている可能性もあります。つかまり立ちの最中にしりもちをついて強く仙骨や尾骨を床に打ち付けたりしてできた歪みもいずれ何らかの不調となって現れてきます。
脳脊髄液は脈絡叢で 1日に 400~ 500ml産生されます。
脳脊髄液の総量は平均 130~ 150mlなので、1日数回入れ替わります。
脳脊髄液は水様透明で、ごくわずかの細胞、タンパク質、糖を含みます。脈絡叢は側脳室、第 3脳室、第 4脳室にあります。
クラニオセイクラルオステオパシーは頭蓋骨を形成している23個の骨がスムーズに動くように調整した後、この第 4脳室を圧縮をかけ脳脊髄液の産生を促します。

脳脊髄液は第4脳室から第4脳室外側口と第4脳室正中口を通ってクモ膜下腔を満たします。また正中口から脊髄の中心菅にも流れ込みます。 クモ膜下腔にでた脳脊髄液は静脈内に流れ込み全身に巡ります。
※画像をクリックすると、睡眠中に循環される脳脊髄液の状態がご覧いただけます 〜ジェフ・イリフ: よく眠る事が大切なもう一つの理由 youtube〜
クラニオセイクラルによる脳脊髄液の働き
頭蓋領域のオステオパシーは何もかも治癒するというのではないが、
その範疇は「人間にとって必要なくらい幅広い」ものである。
その効果はなおも自然の法則に帰するもので、
内なるものに内なる病理を取り扱わせている。
ーハロルド・マグーン
脳脊髄液は人体で知られている最も至高の要素である。
推論できるものがあれば、この生命の大河をひらけば枯れ野原には
即座に水が注がれるが、さもなければ健康という収穫は
永遠に失われるということが理解できるであろう。
ーアンドリューテイラースティル
サザーランド博士は、身体が弱すぎて第4脳室の圧縮が適応しない人はいない、他に何を施せばよいかわからない場合は、
ほとんどどのような場合でも第4脳室を圧縮せよ、としばし述べていた。
クラニオセイクラルに(頭蓋仙骨オステオパシー)よる脳脊髄液の働き
1)すべての体液の科学と電気生物学が変化する。
脳脊髄液、リンパ、静脈血の停滞が克服される。
2)水菅や第4脳室床と同様に、延髄の必須中枢が解毒され、
栄養が与えられ、刺激される。
3)中枢神経系の必須機能の正常性や効果が回復し、
その不調を解決しようとする。
4)内分泌系のみでなく、肝臓、脾臓、膵臓を通じて身体の代謝が改善し、疾患への抵抗が増大し、免疫力が高まる。
5)下垂体ー視床下部複合体が刺激され、外的環境、成長、発達、胃腸作用、体温調整、盗汗、睡眠などを不随意に調整するのに影響する。
6)結合組織炎の部位が動脈壁、筋肉、腎臓小管、靭帯に関わらず消散が起きる。
大切な脳脊髄液の役割
① 脳、脊髄の保護作用 (脳脊髄液がクッションの役割をしています)
② リンパ組織としての役割 (脳の疲労を取り除き、神経系を修復します)
③ 鎮静作用 (炎症を抑えます)
④ 栄養物質の輸送
⑤ 中枢神経系の保護の役目や機能の維持