前回のブログの続きです。
もう少し眠りについて掘り下げていきましょう。

質の良い眠りは心身の健康には欠かせないものですが
実は日本人の成人に5人に1人は
睡眠障害を抱えていると言われています。

睡眠障害は眠れないということだけではなく

夜何度も目が覚めてしまう
朝早く目が覚めてしまう
日中眠くて仕方がない
寝すぎてしまう
寝入りに脚がむずむずして眠りにつけない
睡眠・覚醒のリズムが狂っている
いびき、無呼吸
寝ぼけや寝言、叫び声

なども含まれます。

ご飯を食べながら眠ってしまう
トイレに座ったまま眠ってしまうというのも
異常行動でありなんらかの睡眠障害があると考えます。

眠っているのに
眠れていない。

睡眠は
日中意識していない身体の器官を休ませるだけでなく
(起きている時、私たちの細胞はフル可動です)
傷ついた細胞を修復したり
免疫機能を上げたり
記憶を定着させたり
身体のリズムを整えたりと

生きるために必要な大切なもの。

日中、しっかりと
身体を動かし交感神経を働かせることも大切ですが
それだけでは眠れない方が多くいます。

睡眠障害の原因は単純に1つではありません。

生活習慣だけでなく
身体の構造的問題が原因になっていることも多々あります。

クラニオセイクラルオステオパシーの施術を何度か受けて
睡眠障害が改善された方は

施術前に
頭蓋や背骨の歪みだけでなく
慢性的なリンパの鬱滞があったり

肋骨の動きが制限され
横隔膜がドーム状に広がらず
肺を使っての呼吸が妨げられている方が多くいました。

自然な状態でうまく呼吸が出来ていない
ということは
寝ている時も呼吸をするために労力を使うことになります。

細胞を回復することに使うエネルギーを
呼吸をするために使えば
その分、回復は遅れます。

身体に痛みがあれば
眠っている間も痛みは続きます。

心配事や不安があれば
大きなストレスを抱えたまま眠ることになります。

眠る前に食事をするのも同じで
細胞を回復することに使うエネルギーを
消化をするために使えば

当然ながら、回復は遅れます。

もちろん、お酒もです。

アルコールを解毒するのに
肝臓を使うのですから
肝臓が休まることはありませんよね。

夜の食事時間を早めに設定したり
遅くなってしまった場合はスープやヨーグルトといった
消化のよいものを口にするようにしましょう。

お酒は。。。やはり控えめにですね。
自分で思っている以上にアルコールの消化には時間がかかります。

アルコールを摂取することで
興奮してしまい
余計に眠れなくなった経験がある方もいると思います。

どこにエネルギーを使うか?を考えたら
おのずと行動も食べるものも変わってきます。

 

 

では、質の良い眠りを作るために
オステオパシーにできることは何でしょうか。

オステオパシーにできることは
筋骨格系の問題を
解決することだけではありません。

オステオパシーは

①ストレスから来る内臓反応の改善
②循環の改善
③鬱滞の軽減
④組織からの老廃物の除去の促進
⑤感染症抵抗の強化
⑥自律神経の調整

など、症状を緩和するのではなく

身体の不調や機能障害を改善することで
人間に備わっている生理機能や
恒常性メカニズムをサポートすることができます。

要するに健康を促進することができるんですね。

睡眠は生命維持に欠かせない大切なシステムです。

本来の身体に備わっているシステムですから
その機能が回復すれば
自然と質の良い眠りが作られます。

オステオパシーは
本来の身体に備わっているシステムを改善する
サポートができます。

ということは、
睡眠に関わる根本的な部分に
アプローチができることになるのです。

質の良い眠りは
余剰エネルギーを作り

健康だけでなく人生そのものを向上させると
感じています。

睡眠に問題を抱えている方は
1度クラニオセイクラルオステオパシーを
受けてみることをおすすめします。

ではでは。
今日も雨振りデイですが、頑張っていきましょう。