こんばんは。
天音です。

新年早々、またオステオパシーの本を買ってしまいました。

年末にもオステオパシーに関連する本を
2冊買ったばかりなのですが。

だめですね。
読みたいと思ったらすぐにポチってしまいます。

今回買った本は
クラニオセイクラルバイオダイナミクスの創始者
ジェイムズジェラス博士の本です。

私は元々はバイオダイナミクスを日本で教えている
トムシェーバー博士のワークショップを開いていた先生から
クラニオワークを学んでいました。

当時、一緒にクラニオを学んでいた方達は
トムシェーバー博士のワークにも参加されていたようです。

いつか私もトムシェーバーに学んでみたいと
思っていた時期もありますが

それよりも何よりもベーシックなオステオパシーが必要と思い
40歳になってからオステオパシーの門を叩きました。

オステオパシーを選択したことは正解でした。
そして、オステオパシーをJay先生から学べたことも。

オステオパシーには以下3つの哲学があります。

①構造は機能と相互関係にある。
②人間には自然治癒力が備わっている
③人間は身体・精神・霊性の1つのユニットである。

オステオパシーの哲学を知らないところで
クラニオを行なったとしても

それは1つのテクニックができるようになっただけであって
治療になるほどの施術にはならなかったと思うのです。

オステオパシーの哲学に沿って
何が必要か?

そんなことがいつの間にか
人生の土台になり

私自身の選択も随分と変わりました。

今回ジェイムズジェラズ博士の本を購入したのは

50年オステオパシーに携わる博士が
オステオパシーを通して何を感じていたのかを知りたかったからです。

私には見えていない世界から見るオステオパシーの世界は
どんなものなのだろうと。

 

先人が残した想いや言葉に
自分の甘さを浮き彫りにされて

もっと勉強して深めていかねば!
という気持ちになります。

例えば頭蓋オステオパシーの創始者
サザーランド博士は

頭蓋の骨の関節面を頭のなかで描写形成することは
必要不可欠である。
それはまず頭蓋関節の可動性を認識するため。
次に正常な運動範囲内での異常な関節の固着を診断するため。
そして3番目に治療のために必要である。

と言葉を残しています。

もちろん頭蓋だけでなく
身体全体の描写が出来なくてはダメです。

そして身体のつながり。

自分がいま施術を施しているところが
どこに影響を与えているのか?という部分まで
理解できなくてはいけません。

構造と機能(解剖学)を学ぶのは不可欠ですが
哲学の中にある「自然治癒力が備わっている」とはどういった状態なのか?

そもそも自然治癒力とは何なのかを解剖学的な視点だけでなく
学んでいく必要があります。

そして、ユニットである人間とは一体なんなのか?

流行りのスピリチュアルではなく
人間の精神と霊性についての理解もまた
不可欠だと感じています。

私は元々スピリチュアルにどっぷり浸かっていた時期もありますし
ヒーリングにも長く関わってきました。

けれど、とても誤解していた部分がたくさんあり
いまようやく目が覚めた状態です。

真の解放はクライアントが気がつかないくらいの
小さな解放だと思いますし

霊性はファンタジーとは別ものです。

私自身のマインドや姿勢も
施術には大きく影響すると考えているので

もっとシンプルになり
私自身の中にある
治療をする空間も広げていきたいと思っています。

私が目指す治療家の姿は
心や身体の病気になる前に
必ずどこかに存在する身体の滞りや不調和をみつけ
そこを治療し、未然に病気を防ぐ治療家になることです。

もちろん、症状が現れてからの治療も必要です。

でも出来ることならそうなる前に
元の健康な状態に戻るきっかけを作り
本来ある自然治癒力で回復できるようになれば

もっと多くの人が
健康で幸せな毎日を送れると思うです。

2019年の始まりに見えた
治療家としてのゴールに向かって

頑張っていきたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。