天音です。

もう何年もテレビのない生活をしています。
なのでテレビの代わりに1日に何度かyahooニュースをチェックします。

昨日、飛び込んできたのは下記のニュース。
妊産婦の死因、自殺がトップ 産後うつでメンタル悪化か

2016年までの2年間で、産後1年までに自殺した妊産婦は
全国で少なくとも102人いたと、厚生労働省研究班が5日発表した。
全国規模のこうした調査は初めて。
この期間の妊産婦の死因では、がんや心疾患などを上回り、自殺が最も多かった。

なんとも言えない気持ちになって
私にできることを形にしなくちゃと夜な夜な主人とミーティング。

夜中の2時ぐらいまでああでもないこうでもないと
アイデアを出し合っていました。

先日、ブログでも書いたけれど

私は自分の親戚を出産から2ヶ月後
育児ノイローゼで亡くしています。

なので、余計にこのニュースが余計にひっかかってしまって
今日は仕事の合間に

産後うつについて調べたり
自分にできる形を模索していました。

産後うつ病とは、分娩後の数週間、ときに数カ月後まで続く極度の悲しみや、
それに伴う心理的障害が起きている状態をいいます。

うつ病になったことがある場合、産後うつ病を発症しやすくなります。

産後うつ病になると、極端に悲しくなったり、泣き叫んだり、
易怒性や気分の変動がみられたりします。
日常活動や子どもへの関心を失うこともあります。

カウンセリングと抗うつ薬を組み合わせた治療が役立ちます。

産後3日以内にみられる悲しさや惨めさなどの感情は
マタニティーブルーと呼ばれ、多くの母親が経験するものです。
こうした感情はたいてい2週間以内に治まるため、
あまり心配することはありません。

産後うつ病はこれよりも深刻な気分の変動です。
産後うつ病になると症状が数週間から数カ月間続き、日常生活に支障が出ます。
約10~15%の女性に発症します。
極めてまれですが、産後うつ病よりもさらに重度である産後精神病が発生する場合もあります。

引用 デジタル医学事典「MSDマニュアル」

今日は本当にたまたまなんですが

以前産後うつで通院していた方が
オステオパシーの施術に来られていて

実際、どういった状況だったのかを直接聞くことができました。

産後うつになった自分には
自分の身に何が起きているのかわからず
周りの家族が気がついて病院に連れていってくれたそうです。

彼女のうつ状態は
日常生活を送れないほどの焦燥感でした。
やがて子供を可愛いと思えなくなってしまったそうです。

いくつかの病院を転々とし
病院でも担当の先生を何人も変えてもらい

鬱の後には躁の時期が来て、
完治には3年ほどかかったとのことでした。

いまだから笑って話してくれているけれど
ここまで元気になるまでは長い道のりだったのだと思う。

 

 

子供を産んだあとの心境の変化は
幸せなものばかりじゃなくて

不安とか
とまどいとか
孤独とか

そういったものが
自分の中にあることで罪悪感を感じることもあって

うまく受け止められないことが多々あります。

その原因は
出産での身体の変化が影響していることも多くあります。

子供を産むって命がけの仕事。

もう20年以上前になるけれど
私も実際マタニティーブルーというものを体験しました。

切迫早産で100日ちょっと入院して寝たきりの状態から
ようやく元気に子供が生まれたにもかかわらず

数日間は自分のお腹に赤ちゃんがいないことが寂しくて
夜になると涙が止まりませんでした。

本当にあれは不思議な感覚でした。

自分では予想できない
感情や心の変化や身体の不調が起きるのは
出産後は当たり前のこと。

出産前と出産後では
身体は別物ぐらいに考えていいと思うんですよね。

そして、
母親の役割を担うことになった自分を
うまくコントロールできないのも当然のことだと思うんです。

女性は母親に少しずつなっていくものだから
母性があるからうんぬんって問題ではないのです。

出産は人生の中でこれまでの自分のあり方も変化する
大きな大きな出来事です。

身体と心の不一致が起きて当然です。

だからこそ、出産後の身体のケアは
心のケアと同じくらい大切だし必要。

クラニオセイクラルオステオパシーは、

出産で歪んだ骨盤を整えるだけでなく
身体全体のショックを緩和することができます。

出産から時間が経っていても
ケアが遅いことはありません。

上記のサイトには
「カウンセリングと抗うつ薬を組み合わせた治療が役立ちます。」

と書かれているけれど
オステオパシー施術を組み合わせることで
もっとうつの改善に効果が出せると考えています。

産後うつの改善の1つの方法として
オステオパシーを手にとってもらえるように

これから形を作っていこうと思っています。

 

 

長くなったので続きはまた書きますね。