※6年前に書いたブログを更新しています。

私がオステオパシーを知ったのは
アンドルーワイル博士の「癒す心、治る力」という本でした。

ワイル博士は、あまりにも多くの知人から
ありとあらゆる小児疾患の治療にめざましい成績を残している
オステオパシー医 フルフォード博士に会うべきだと言われ
しぶしぶとフルフォード博士の診察所に足を運びました。

首の痛みを訴えるワイル博士に
2、3の手技と頭蓋骨の調整、パーカションハンマーを使った
最小限の治療を行う。

翌日、ワイル博士は疲労感と痛みを感じるが
3日目には爽快感を感じ、首の痛みもよくなっていたのです。

その日から
ワイル博士はフルフォード博士の診察室に通い
治療を見ている中で

現代医学ではどうしても治らなかった悩みが
フルフォード博士の治療によって癒されていくのを目の当たりにします。

当時、私はアロマセラピストの勉強を始めたばかりで
身体のことなんてちっともわかっていなかったけれど

まるで目の前にフルフォード博士がいるような興奮と
オステオパシーというものが
何かとてつもない力を持っていて
強く憧れをもったことを覚えています。

その頃は自分がオステオパシーを学ぶなんて
思いもしなかったけれど

ちゃんと道はつながっていたようです。

私が治療家の壁にぶつかった時には
いつもフルフォード博士の「いのちの輝き」を開くことにしています。

フルフォード博士がゆっくりと
静かに語ってくれているような気がしてほっとします。

フルフォード博士の人柄を表す
この言葉がとても好きです。

患者が痛みで泣きながら
治療室にはいってくることがよくある。

そんなとき、
わたしの治療はティッシュペーパーをわたして

「どうしたね?痛い時には泣けばいい」

というところからはじまる。

そして、両手をあたまにそっとあてる。

たったそれだけのことで、痛みは驚くほど軽くなり、
患者はすぐに落ち着いてくる。

かえりみられることは少ないが、
手でふれることは天からのすばらしい授けものである。

翔泳社 いのちの輝きーフルフォード博士が語る自然治癒力より引用)

 

先日、3週間下痢が止まらないというクライアントさんが来ました。
薬を飲んでも良くならないのだという。

ワイル博士の中にフルフォード博士が
腸の病気をオステオパシーで治療した話が載っていたことを思い出し

全身を診て、頭蓋骨を丁寧にゆるめる施術を行いました。

帰り際「ああ、すっきりした」と
身体を伸ばして顔色もよくなった彼女。

施術後に彼女からお礼のメールが届いた。

この前施術受けたあと、2日くらいものすごく眠くなって、
そのあと下痢がすっかり治りました〜(^^)
元気になってきました♪行ってよかった〜
ありがとうございました(*^o^*)

 

オステオパシーの可能性は計り知れない。

フルフォード博士の言う「母なる自然の仕事にまかせる」
という感覚が私にはまだわからないけれど

本当に少しずつでいいから、
その感覚がわかるようになりたいと思う。